シュンラン
シュンラン(別名:ホクロ)(ラン科、花期3~4月)
多年草 生育地:山地の落葉樹林内など
- 洋蘭のシンビジュームの仲間で、日本の代表的な蘭。
早春の雑木林の下に咲く。
硬い葉は冬にも枯れず、動物にかじられているのを見かける。 - 別名のホクロは唇弁部の紫色の斑点をホクロに見立てたものか。
他にもジジババ(爺婆?)など各地でいろいろな名前で親しまれる。 - 肉厚の花は、八分咲きぐらいのものを塩漬けにしておき、
おめでたい席に蘭湯にするなど利用されてきた。
昔は今より多くの株がみられたのかもしれない。 - 研究者によると、シュンランはマルハナバチにしか受粉ができない植物で、
農薬などの影響でマルハナバチが減っている地域では、
シュンランも種ができないため減っているという。